女優麻生久美子(45)、宮崎あおい(38)、夏帆(32)が27日、都内で、歌手松任谷由実の名曲から生まれた物語をドラマ化した「ユーミンストーリーズ」(NHK、3月4日~)試写会に出席した。

夏帆主演の「青春のリグレット」、麻生久美子主演の「冬の終り」、宮崎あおい主演の「春よ、来い」からなるオムニバスドラマ。3人は笑い合いながら和やかな雰囲気で登場し、夏帆は「同じシーンはなかったけど、おふたりの横にいられるということで舞い上がっている」と喜んだ。

麻生は“ユーミン”の世界について「どの年代の曲を聴いても新しく感じます。古さを感じさせないところが魅力的」といい、「『真夏の夜の夢』がすごく好きで、高校生くらいからカラオケとかで歌ってました」と回想。「娘は『やさしさに包まれたなら』をよく聞いていて、携帯でできるカラオケとかでよく歌ってます。一家でファンです」とほほ笑んだ。

また、母が松任谷のファンだという宮崎は「ドラマのお話をいただいた時、一番に母が喜んでくれるかもって思いましたし、実際すごく喜んでくれました」と笑顔。「撮影前にユーミンさんのライブに行かせていただいて。勝手にバトンを受け取ったような、パワーとか思いを私なりに受け取ってドラマの中で生かせたらと思っていました」と明かした。

夏帆は「青春のリグレット」について「お話は歌の世界観そのままではないけど、歌の世界に入り込めているような。ユーミンさんの世界に入れているのかも、という喜びがありました」と語った。

松任谷の名曲からインスピレーションを得て綿矢りさ氏、柚木麻子氏、川上弘美氏が生み出した3つの短編小説をドラマ化。松任谷は「こんなバトンリレーがあるなんて、不思議で光栄です。関わってくださった皆さんそれぞれの解釈が、クリエイターとしてとても興味深かったです」などとコメントを寄せた。