昨年12月30日に73歳で亡くなった歌手八代亜紀(やしろ・あき)さんのお別れ会「八代亜紀お別れの会 ~ありがとう…これからも~」が、26日、東京・片柳アリーナで執り行われた。演歌歌手の三沢あけみ(78)が、昨夏頃の八代さんの様子を明かした。

献花を終え、報道陣の取材に応じた。「すぐ『あけみちゃん』って言って、またお会いできるような感覚でしたので。今日で私自身も区切りがつけました。本当に八代さんいないんだ、って」と述べた。

最後に会ったのは昨夏頃、東京・中野サンプラザの楽屋だったという。「とてもいい香りがしたので、立ち話で『すごくいいにおい、これ何?』って聞いたら、『これは香水じゃないんだよ、ボディクリームなの』って。そのにおいが忘れられなくて。それが最後でした」と明かした。「本当にその後だったので、とても信じられないです」と残念がった。

「すごくかわいいんですよ。すぐ腕とかを触るの。寂しいですね」と悼んだ。「賞レースでもちょっとだけ戦わせていただいたりして。いつも笑顔で。思い出たくさんあるんですけど、どうぞ安らかに天国で私たちを見守っていてくださいね。本当にお疲れさまでした」と伝えた。

八代さんは昨年9月に膠原(こうげん)病と診断を受け、治療に専念するために活動を休止。急速進行性間質性肺炎のため73歳で死去した。