中大法科大学院教授で弁護士の野村修也氏が26日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。。ドジャース大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、元通訳の水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博で450万ドル(約6億7500万円)の借金を抱えて大谷の銀行口座から返済が行われ解雇された一連の騒動に関して会見したことについて言及した。

大谷が会見内で水原氏に対し「詐欺」「窃盗」という言葉を用いたことについて野村氏は「今日の話で分かったのは、大谷さんの方の弁護士は、明確に被害者、“真っ白”という位置付けにしましたよね」と語った。さらに「『横領』だと、ある程度ずさんに任せていて、その結果、裏切られたみたいなストーリーになるわけですけど。『窃盗』って言ってますから。全く自分には落ち度がない中で、盗まれたんだと。こういうストーリーにしきっていますので、こうなれば、大谷さんへの処分はゼロですよね、もう被害者ですから」と私見を述べた。

続けて「何か温情をかけて、困っているから一平さんを助けようと思って加担しました、というところも全否定してますから。そういう意味では今、大谷さんは自分の立ち位置を明確に“シロ”に設定したということですね」と語り「それを覆すような証拠が出てこない限りは、ここでいったん収束ということになるのかな」と締めくくった。

大谷は会見内で、自身の賭博への関与は一切なく、お金が送金されたことを開幕戦直後のミーティングで初めて知ったと明かした。「僕自身は、何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことももちろん全くありません」と関与を完全に否定。「数日前まで彼がそういうことをしていたのも全く知りませんでした」と明かし「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんなにうそをついていたというのが結論」と話した。