SMILE-UP.所属のジュニア内グループ、少年忍者の川崎皇輝(21)が28日、東京・シアタークリエで、29日から開幕する初主演ミュージカル「町田くんの世界」の囲み取材に応じた。湖月わたるから温かいパーソナリティーを絶賛される一幕があった。

初日前日を迎えた心境を聞かれ「お話をいただいてからかなりの月日がたったような感じがしているんですけど、いよいよだなという気持ちもあれば、あっという間だったなという気持ちもあります」と答えた。「明日が初日というのは変わらない事実なので、ここまで皆さんと作り上げてきたものを、自信を持って明日迎えられたらなと思います」と意気込んだ。

安藤ゆき氏の人気コミックの初ミュージカル化。物静かでメガネ姿、成績は中の下、アナログ人間で不器用という町田くんが、周りのみんなを変え愛されていく、新感覚人間ドラマだ。「町田くんは人を愛しているキャラクターで、実際演じてみてすごいなと思ったのは、相手の目を真っすぐ見て、自分が言いたいことを伝えられる能力の高さ。みんなが欲しい言葉をしっかり言っているというコミュニケーション能力の高さです」と説明した。「疑わずに全てを真っすぐ受け取るし、人を愛する力が魅力です」と紹介した。

川崎は12年に旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)入り。少年忍者でリーダーを務める中心メンバーだ。町田くんの母親を演じる湖月からは「普段から皇輝くんの周りは笑顔であふれていて、本当に町田くんそのものです」と称賛された。「なぜか胴上げをされているっていうシーンがあるんですけど、浮遊している感じと、降りた後の不器用な感じが、『町田くんだ!』って思いました」と明かされた。

東京2020パラリンピック開会式やミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」などを手がけてきたウォーリー木下氏が演出を担当。ヒロイン猪原奈々は長澤樹(18)が演じる。川崎はあらためて「すごく心の温まる作品だなと思っています。ミュージカルだからこそ伝えられる魅力があるんじゃないかと思います」とアピールした。

※川崎皇輝の崎は、崎の大が立の下の横棒なし