直木賞作家の今村祥吾氏が29日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。宝塚歌劇団の25歳宙組団員が昨年9月に急死した問題で、親会社の阪急阪神ホールディングスが28日に上級生らによる団員へのハラスメントを認め、遺族側に謝罪したと発表した件に触れた。

「閉鎖的な業界での慣習について、自分たちでは当たり前と思っても、外部に指摘されないと分からないこともあると思う」とコメントした。そして「だからこそ、外からの有識者も入れて、再発防止について継続的にやっていくことがいい」と提言した。

今年で110年の伝統がある宝塚歌劇団では、上級生から下級生への伝統の継承という形で厳しい指導がなされてきた。団員の急死から約2カ月後の昨年11月に、遺族代理人が謝罪と補償を要求。劇団側は当時の会見で調査報告書の内容をもとに、「パワハラはありません」と否定していた。