大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(54)が29日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。MLBドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平氏(39)の違法賭博問題について言及した。

番組内では、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が「大谷翔平にはギャンブルの問題があるのか? 資金管理の問題があるのか? どちらでもないのか? それとも両方なのか?」と論じたことを扱った。

橋下氏は「ロサンゼルス・タイムス」の論調を引用し、「ギャンブルの問題と資金管理の問題と別なんですよ。大谷さんはギャンブルには全く関与はないけど、資金管理についてはやっぱり問題あったと。問題あるところは素直に言うべきだったんじゃないかと」と切り出した。そして「じゃないと今、口座の管理についてみんなが『ここがおかしい』『あそこがおかしい』『送金できた』とか、問題が収束しませんよね」と続けた。

そして「僕は口座の管理については、やっぱり不注意、十分な管理はできてなかったところはあると思いますから。そこはやっぱり改めるということはしっかり言うべきだと思いますね」と私見を述べた。

大谷は26日、事件発覚後初めて会見し、賭博や負債送金などへの関与を全面的に否定した。一方で、水原氏がなぜ大谷の銀行口座にアクセスして450万ドル(約6億7500万円)もの巨額の資金がなぜ送金できたのか、大谷がなぜ気がつかなかったのかなど、解消されない疑問点も残った。