俳優阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10時、最終回は15分拡大)の最終話29日、放送された。同作名物のテロップが10話連続で、ストーリーの最後に登場した。

黒字をバックに白字で「この作品は不適切な台詞が多く含まれますが 時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み 2024年当時の表現をあえて使用して放送しました」と締めくくられた。

X(旧ツイッター)では「最後のテロップ」がトレンド入り。「2024年当時の表現をあえて」というくだりに対して、書き込みが集中した。「最後のテロップもオシャレにふるってて効いてたね」「そうか。最後のテロップで分かったよ。このドラマは2054年から見た設定だったのか。さすが宮藤官九郎」「最後のテロップ、流石クドカンとしか言えないわ。未来から見れば、私らの時代も不適切になるんだよな。結局、誰かの正しいは誰かの間違いだし、人それぞれって1番難しいもん」などと書き込まれていた。

同ドラマは「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」など愛される作品を生みだした、脚本の宮藤官九郎氏と磯山晶プロデューサーと阿部の黄金タッグ、最高のキャストでお届けする意識低い系タイムスリップコメディー。阿部演じる主人公・小川市郎はひょんなことから1986年から2024年の現代へ。昭和のダメおやじの不適切発言が令和の停滞した空気をかき回すが、市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。タイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディー。