ハイヒールのリンゴ(62)が30日放送の読売テレビ「あさパラS」(土曜・午前9時25分)に出演。ドジャース大谷翔平選手(29)の新たな通訳を務めるウィル・アイアトン氏(35)が、“吉本の後輩”に当たることを明かした。

大谷選手が元通訳の水原一平氏(39)に関する声明を発表した際、通訳を務めたアイアトン氏に注目が集まったが、リンゴは「この人がね、私らの後輩っていう…」と切り出してスタジオを驚かせた。

日系米国人の父とフィリピン出身の母の間に生まれたアイアトン氏は東京生まれ。15歳まで日本で育ち、2012年のWBCにフィリピン代表として出場。MLBの球団職員や前田健太投手(35)の通訳などを務め15年に吉本興業に入社した。

リンゴは、「厳密に言うと後輩ではない。社員さんやから。スポーツ部門の社員さん」と説明。かつての吉本興業では、年長の芸人が若手社員を“育てる”という意識が強く、師弟関係のようになる関係が生まれたケースもあり、同じ「吉本興業」という枠の中でとらえた「後輩」という言葉につながったようだ。

同社では黒田博樹氏(49)や石井一久氏(50)、福留孝介氏(46)、東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手(24)ら国内外でアスリートのマネジメントも担っており、アイアトン氏もスポーツ部門に勤務していたことがあるという。

また、アイアトン氏は大谷選手が声明を発表した際に、隣でメモを取りながら通訳をする様子から「正確に通訳している」と評価する声も出ている。

これに、読売テレビ報道局特別解説委員の高岡達之氏(59)は、「この方のおかげで、大谷さんのイメージが救われてます」。水原氏はメモを取らず、大谷選手の意を酌んだ通訳をしていたことで知られるが、「メモをお取りにならないで、その場で即興で答えていると『彼が都合よく変えている』というふうにも取られる」と指摘した。

一方のアイアトン氏について、「これだけ(語学が)堪能な方が、全部メモを取りながらやっているわけです。しかも、チェックするための(事前に用意された)英文のメモもあるのに。それは信頼が上がりますよ」と話していた。