米歌手テイラー・スウィフト(34)が、毎年恒例の米経済誌フォーブスが発表する長者番付に初めてランクインした。

昨夏から行っている世界ツアー「ジ・エラズ・ツアー」が記録的な大成功を収めているスウィフトは、60公演を終えた時点で史上初の興行収入10億ドル超えを記録し、正式に保有資産が10億ドルを超えるビリオネアの仲間入りを果たした。

同誌によるとスウィフトは昨年、推定11億ドルを稼いだといい、今夏に欧州ツアーを控えていることからさらに資産を増やすことになると伝えられている。

11億ドルの収入は、ツアーからの収益のほか、再録音してリリースした4枚のアルバムの印税、不動産による推定資産も含まれている。同誌によると、作詞作曲とパフォーマンスからの収入だけでビリオネアの仲間入りを果たした初のミュージシャンになったという。

長者番付でトップに立ったのは、仏実業家でブランド王のベルナール・アルノー氏の2330億ドルで、2位は電気自動車大手テスラや宇宙開発企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏の1950億ドル、3位はアマゾンのジェフ・ベゾス元最高経営責任者(CEO)の1940億ドルという結果になっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)