TBS系バラエティー番組「水曜日のダウンタウン」(午後10時)が3日、放送された。

「心霊スポット、幽霊が出てくるより怒った管理人が出てくる方が怖い説」の証明は「心霊系ユーチューバー」として活動を広げている、お笑いコンビ「デニス」の植野行雄(42)松下宣夫(39)が担当。2人が廃屋になったホテルに登場した管理人・楢崎のキレっぷりがネットを中心に話題となっている。ブチ切れ管理人の楢崎は「欽ちゃん劇団」の杉林功(52)が演じた。欽ちゃん劇団出身で時代劇コントを中心として活動する日本の3人組のお笑いコントグループ「カンカラ」に所属している。

X(旧ツイッター)では、杉林の強烈なブチ切れ演技に称賛が集まった。「管理人役の人、臨機応変に対応してて上手い。普通だったら管理人役が強引なくらい怒っていく流れの設定だと思うけど、デニス植野がちょこちょこ失礼な対応してるのを突いて怒っていってるから全然不自然さがない」「キレやすい管理人楢崎vs余計なことをつい言ってしまうデニス行雄。元気が出ない時に繰り返し見たい名作」「説自体が良いのに加えて、デニスの二人の松下さんの至極まとも、行雄さんのちょくちょく失礼という言動が加わって数段面白くなっていた。管理人さんはカンカラの方だったのか」などと書き込まれていた。

デニスの2人は廃屋となったホテルへ撮影に突入すると、管理人の楢崎が登場。管理人が「アポ取ってない」「お前がこの土地買ってくれるのか」と激高する中、植野は「落ち着いてください」と平謝り。2人は管理人に謝り倒して、その場は収まったかのように思えた。

そのロケの2日後、所属の吉本興業東京本社に呼び出された2人は、例の管理人から「示談金3000万」か「YouTubeチャンネル閉鎖」の2択を提示された。松下は「ちょっと変な部分ある」、植野も「冷静にヤバイ人やで」と管理人に驚きを隠せなかった。2人は管理人の提案を飲めず、後日謝罪に行くことに。この時点で、松下には番組サイドからネタばらしされ、仕掛け人に。結果、植野をハメに行くことになった。

その後、2人が出演する大宮の劇場に管理人が訪れるなどジワジワとプレッシャーを与える。のちに管理人はすでに死んでいることを知らされ、植野の自宅には、その死んだ管理人がこっそりと待ち構えているドッキリで腰を抜かして終了。

植野は大宮の劇場で管理人にすれ違ったことを確認し、さらに「道路の反対車線から車で来てましたよね?」と番組スタッフに問うと、「それだけは知らない」と切り返されてしまう。植野は「新たな何かをもう1個、仕掛けてくれてるんだったらありがたいんですけど…」と言い「じゃあ、おばけも見ました」とぼうぜんとした。