元五輪体操日本代表の田中理恵さん(36)と村上茉愛さん(27)が20日、都内で、ストレッチ教室の講師を務めた。

同教室は日本航空によるもので、同社広報は「マイレージで非日常を体験できるプログラムとして企画しました」という。参加には1万5000マイルが必要で、この日は2回開催で計15人が参加した。

田中さんはまず「呼吸を止めないことが最も重要です」と説明。田中さんがステージでデモを披露し、村上さんが参加者の補助役となった。村上さんが「私が押してきます」というと、田中さんは「優しくね」とほほ笑んでいた。肩周りのストレッチで参加者男性の腕を「もう少し後ろまで」と村上さんが引くと、「ううっ」と声が漏れるシーンもあった。

首、肩、胸、腹、股関節、足と約30分たっぷりとストレッチを行った。最後に田中さんは、一瞬にして前屈が深くなるストレッチを伝授。「足を肩幅に開いたらそれぞれ足首を手で持ち、その状態でおしりを10回上下してください」。途中音を上げる参加者には「頑張って!」と声をかけた。その結果、全員の前屈が深くなり、参加者からは「お~!」と感動の声が上がった。

「ながらストレッチでもいいし、短い時間でもいいですが、継続することが大切」と田中さん。一方、村上さんは「現役時代、1時間半はやっていたけど、正直引退してからやっていない」と明かした。