国際弁護士の湯浅卓氏(68)が21日、TBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。ドジャースの大谷翔平投手(29)の銀行口座に不正アクセスし違法賭博胴元に送金したとして元通訳・水原一平容疑者(39)が銀行詐欺容疑で訴追された件について、米国における最新情報などを解説した。

水原容疑者の判決がどうなるかという話題になり、湯浅弁護士は「実刑は確実」で「禁固6~10年か」と推測した。水原容疑者は大谷の口座から違法ブックメーカーへ総額1600万ドル(約24億円)以上送金したとされるが、湯浅氏は「これはもう、実刑確実です」と断言。「つまりフロリダでも全く同じような事件で、”32億円”と、金額はより大きい、アメリカンフットボールの従業員が使い込んだケースがあるんですね。それもやっぱりギャンブルでの穴埋めなんです。(その件では)検察側が7年を出して、弁護士側が司法取引で6年半と半年縮めてくれ…と。それで”6年半”で成立したんですが、判事のほうが”これじゃあ軽すぎる”って言って、今、現在進行形でいちゃもんつけてます」と理由を説明した。

そして「だから逆に言うと、カリフォルニアとフロリダはライバルなので、同じ連邦の中であまり違いすぎる(判例を)のを作るのは不自然なので、”6年半”というのが1つの基準になっていると思います」と続けた。