日本テレビは22日、都内の同局で定例会見を行い、内容変更の末に制作が決まった4月期土曜連続ドラマ「街並み照らすヤツら」(4月27日スタート、午後10時)の撮影状況などを明かした。

同作はSixTONES森本慎太郎主演のオリジナル作。福田博之専務は4月4日にクランクインしたと明かし「正直、時間のないところでしたが、よく準備を進めてくれ前向きに取り組んでくれております。森本さんを中心に良い雰囲気で頑張ってくださっている」と語った。

同作は、さびれた商店街で経営ギリギリのケーキ屋を営む森本演じる店主が店や家族を守るために悪事に手を染めたことをきっかけに動き出すヒューマンエンターテインメント。福田専務は「森本さんはケーキ職人役職人ということで、撮影ごとにケーキ作りの腕も上げてくれているということです。短期間で準備して仕上げてきたとは思えないものになっていると思いますので応援のほど、よろしくお願いいたします」とした。

日テレは今春に土曜夜の改革に着手し、午後8時から新音楽番組「with MUSIC」、同9時台からドラマ枠を2つ並べる編成を発表していたが、同10時枠をめぐり、昨年10月クールで放送の連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者、芦原妃名子さんが逝去した影響などで予定作品が急きょ変更に。もともと予定していた作品が「セクシー田中さん」と同じ小学館から出版の漫画原作で、同社と話し合いの結果、見送りを決めていた。

急ピッチで代替作の調整を進め、ゴールデン・プライム帯(午後7時~11時)ドラマ初主演となる森本主演でのオリジナル作の放送を決定。福田専務は「大変短いスパンで企画を決定してクランクインとなる。森本さんにはかなり大変な役割を課してしまいますが、彼も持つお芝居の力、タレントとしての能力に大変期待をして決めております」と語っていた。

日テレは芦原さんが逝去に至った一連の流れについて、外部の有識者を含めた特別調査チームを設置。関係者への聞き取りなどを行っており、結果は近日中に公表するとしている。