NHKは10日、26年度の大河ドラマ「豊臣兄弟!」に出演するキャストを発表した。

今回で第5弾発表で、豊臣兄弟と共に戦国時代を盛り上げる人々を明かした。大鶴義丹、尾上右近、上川周作、前原瑞樹、高橋努、松尾諭、映美くらら、嶋尾康史、河内大和、渋谷謙人、田中哲司が出演する。なお、前日にも第5弾発表その1とし、竹中直人、大倉孝二、宮川一朗太、森口瑤子、菅原大吉、諏訪太朗、水橋研二、池田鉄洋、白洲迅、金井浩人の出演が明かされていた。

作品は豊臣秀吉の弟・豊臣秀長を中心に兄弟の絆や、その生涯を描く物語。織田信長が対立を深める将軍・足利義昭役を尾上、桶狭間で織田軍が対峙(たいじ)する今川義元役を大鶴、主人公の小一郎(秀長)の家族として、豊臣兄弟の姉・とも(宮澤エマ)の夫、弥助役に上川、妹あさひ(倉沢杏菜)の夫、甚助役を前原が演じる。

また美濃勢として、美濃の要地・墨俣の築城で豊臣兄弟が協力を求める蜂須賀正勝役を高橋、織田への寝返りを調略される鵜沼城城主、大沢次郎左衛門役を松尾、その妻、篠役を映美、美濃三人衆の稲葉良通役を嶋尾、氏家直元役を河内、安藤守就役を田中、織田家に仕える前野長康役は渋谷が担う。

大鶴は「公家趣味の不運の将軍と、評されることが多かった今川義元ですが、近年の新たな研究では、激しい戦国時代のなか、当時としては、先進的な経済政策や統治を行っていたなど、彼の別の面が評価され始めていると聞きます。その彼の新たな表情を、ドラマにおいて表現できるようにと、心を込めて演じさせていただきました」とコメント。

尾上は「台本を読ませていただいた時、今までの義昭像に比べると、第一印象としてとても人間味があふれ、自分の意思で考える力にたけ、将軍として政治に対する誠意と意欲にあふれた人物として描かれていると感じたので、光秀や信長、豊臣兄弟との関わりの中で生まれる感情や葛藤を丁寧に演じ、ご覧になる方に共感していただけるような義昭公を演じたいと思いました」と思いをつづった。

また、高橋優香子プロデューサーは「尾張の中村から始まる兄弟の物語は、やがて清須や美濃、京へと舞台を移し、さまざまな出会いに揉まれて進んでいきます。こうして物語を作っていると、人との出会いがいかに人生を左右するかということを感じずにはいられません。強敵の今川義元を倒したことで小一郎たちの人生も大きく動き、美濃攻めでは大沢次郎左衛門や美濃三人衆が立ちはだかります。そんな中で、弥助・甚助・蜂須賀正勝・前野長康などの仲間が加わり、やがて将軍・足利義昭との出会いが彼らをさらに次のステージに押し上げていく。特に、今回の足利義昭にはぜひご注目ください。これまでの義昭像とは異なるキャラクターを、気品と野心の絶妙なバランスをもって尾上右近さんが演じています。他の役についても、歴史上イメージの期待に応えつつ、作家である八津弘幸さんならではの斬新さ・オリジナリティーと、演者の皆さまの巧みさが合わさって、何とも人間味のある愛すべきキャラクターたちになっております。その魅力を、どうぞ本編でご確認いただけると幸いです」とした。

今作は主人公の木下小一郎(豊臣秀長)を仲野太賀、秀吉(木下藤吉郎)を池松壮亮が演じる。