元自民党衆院議員で実業家の杉村太蔵氏が14日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演した。

高市早苗首相が23日の通常国会冒頭に衆院を解散する意向とみられることについて、背景に高い支持率を受けた議席増の狙いが指摘されることを念頭に、「日本の政治のいちばん悪いところだ」と指摘した。時に「解散権の乱用」ともいわれる首相の解散権のあり方をめぐり、私見を示した。 杉村氏は、高市首相が本当に通常国会冒頭の解散に踏み切れば「傲慢(ごうまん)解散ですよ! 僕は大反対です」と訴えた。

解散となれば、通常この時期に行われる予算案の審議が遅れるため、26年度予算案の年度内成立は困難となり、物価高対策など国民生活への影響も懸念されている。杉村氏は「だってね、何が起きるか分からないですよ。万が一、政権交代になった場合、新しい政権がもう1回、予算案を組み直さないといけない。そうすると、さらに(予算案成立が)遅れるかも知れない。そんなことをしていいんですか?という選挙をするんですから」と述べ、「ちょっとね、いくらなんでも、この時期の解散は、まったく理解できない」と厳しくただした。

その上で「世界中の民主主義国家で、勝てる時に選挙をやってもいい、というなら、トランプさんもそんなありがたいことはないと思いますよ」と、1期4年と任期が決まっている米国の大統領制に言及。「(解散権が首相の意思に左右されやすいのは)日本の政治のいちばん悪いところ」と、時に「解散権の乱用」ともいわれる首相の解散権のあり方にも触れた。

その上で、「(今回は)急に解散するでしょ? 急に解散することのデメリットは、今、働いている人の中でも、心の中ではよし、次の選挙に出てみようという時に、これではなかなか準備ができない」と指摘。「原則、任期満了(の衆院解散)でないと、議席が固定化し、新しい人がなかなか政治の世界に入っていけなくなる」と述べ、衆院議員は4年の任期満了まで務めるべきと持論を訴えた。