新たな金字塔を打ち立て、6年目へと歩みを進めた。櫻坂46が12日、東京・新国立競技場で「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」の2日目公演を開催した。

鳴り響く拍手の音がこだまする中、メンバー全員が一列に並んだ。藤吉夏鈴(24)がセンターを務める最新シングル「The growing up train」で開幕。「承認欲求」「自業自得」と続け、開始から最高潮。向井純葉(19)は「こんなにたくさんの人に会う機会はないです。今日は誰1人残さず全員幸せにするので付いてきてください!」と焚き付け、キャプテン松田里奈(26)が「皆さんに5年分の感謝、培ってきたもの、未来を込めて全力でお届けします」と力強く宣言した。

グループは20年10月に前身の「欅坂46」から「櫻坂46」に改名。コロナ禍真っただ中に、異例とも言える新たな船出。先を見通せない中でも活動の幅を広げ、東京ドーム公演、ZOZOマリンで初のスタジアムライブ、全国ツアーなど、着実に階段を上り、坂道グループ史上初めて、そして同会場リニューアル後初めて女性グループとして国立競技場に立ち、2日間で約14万人を熱狂の渦に包んだ。

25年4月加入の四期生・勝又春(22)は「マモリビト」で「かぼそくて途切れそうな声も、皆がいたから出せました。この桜をもっと太くできるまで、私たちは声を届けます」と思いを言葉にした。同期の浅井恋乃未(21)山川宇衣(20)らも躍動し、1年での成長ぶりを遺憾なく発揮。「Start over!」では藤吉が気迫みなぎるダンスを披露し、本編ラストは改名後初シングル「Nobody’s falt」をパフォーマンス。5年の月日をかけてより強く張った根と、これから大輪を咲かせる新芽の存在を、肌で感じさせた。

再出発から5年を振り返り、めったに泣かない森田ひかる(24)は「この先グループがどうなるか分からない時に二択を迫られたことがあって、私は『再生』を選びました。(活動する中で)1度壊して、また作り直した方が良かったんじゃないかと思う時もあったけど、今日の景色を見たときに、初めて『再生』を選んで良かったと思えました」と涙。

新たに副キャプテンに就任した山﨑天(20)は「櫻坂46を国立競技場に連れてきてくださり、本当にありがとうございます。6年目もワクワクドキドキをいっぱい、日常の支えになるようなものをたくさんお届けしたいと思っています。これからの櫻坂46に期待していてください」と、感謝と意気込みを伝えた。

アリーナツアー2026の開催、6周年を祝うANNIVERSARY LIVEの開催、27年に坂道グループ初となるアジアツアーの開催と発表もめじろ押し。6年目も、まだ誰も見たことのない景色を駆け抜け続ける。【寺本吏輝】