俳優の坂上忍(47)が14日、ラジオ番組「坂上忍

 言いたい放題2014」(ニッポン放送)に出演。

 今年を振り返り「不透明支出問題」で会見し号泣した兵庫県議会議員の野々村竜太郎元議員の“泣き”について「松田聖子と似ている」などと分析した。

 同番組は今年起こった注目ニュースを振り返り、MCの坂上が“言いたい放題”に述べるという年末特別番組。話題が今年7月に開かれた野々村元議員の謝罪会見におよび、元議員の号泣した音声が流れると坂上は声を上げて大爆笑し、「これテレビでしか見たことなかったけど、声だけで聴くと絶対にCD化した方がいい」と大喜び。「落語の名作とかあるじゃん。これは創作落語だよ。大好き」と絶賛した。

 号泣会見については大笑いした坂上だったが「笑いにもっていくのは簡単ですが、これ税金ですからね。絶対ダメなんですよ」と野々村元議員の犯した行為にはダメ出し。この問題に関し坂上は、会見が行われた翌日に自身のブログで「子供が、駄々こねてるわけじゃないんだから」とあきれたというコメントを掲載していたが、この日は一転して、会見での野々村元議員の泣き方などしぐさすべてを「完璧です」と評価した。

 野々村元議員の泣きについて、「演出家、タレント坂上忍から言わせてもらえば、本人も泣く予定じゃなかった」と断言。その理由は「素人の謝罪会見はマスコミ相手にどこか『言いくるめられる、論破できる』と思っているが、あれだけ悪いことをやっていれば無理」と分析、「途中で(論破が)無理だと思い、幼児化し、突然、泣きの感情が出てきたのでは」と説明した。さらに「泣き芝居の基本なんです」といい、「追い込まれているから、泣きの感情が出てきて、涙が出た。演技ではない」と子役指導する立場からの物言いをした。

 続けて、坂上は野々村元議員の泣きは「涙の量と声が比例していない」とし、「あの泣き方は松田聖子の泣き方と似ている。あまり涙出ていないじゃん」と往年の人気アイドルを引き合いに出して評価した。

 最後に坂上は改めて、「あの号泣会見はぜひCD化してもらって、役者、芸人関係は(それを聞いて)絶対に泣きの勉強して欲しい」と力説した。