テリー伊藤(65)がコメンテーターを務める日本テレビ系情報番組「スッキリ!!」を降板することを受け、同番組でのテリーの発言に抗議し、放送倫理・番組向上機構(BPO)へ人権侵害の申し立てを行っていた山本景大阪府議(34)が19日、申し立てを取り下げたことをブログで報告した。

 山本府議は昨年8月、女子中学生らに威圧的なLINEメッセージを送ったとされる件で問題に。この件に関してテリーは当時の同番組内で「こいつキモいもん」などとコメントしたが、この発言に対し山本府議が「全ての人格を否定するような発言」と抗議。BPOへ申し立てを行っていた。

 しかしテリーは今月16日、同番組の生放送中に3月いっぱいで卒業することを発表。テリーの卒業発表を受け、山本府議はBPOの審理との関連性を日本テレビ側に問い合わせたことを自身のツイッターで報告していた。

 その後、日本テレビからはテリーの降板とBPOの一件は関連性がないとする回答を受けた山本府議。しかし19日のブログでは、日本テレビの回答を踏まえた上で、「テレビ番組出演者の降板で、本当の降板理由が公表される場合は希であるとの一般論も聞いております」とコメント。

 本当の降板理由がBPOの一件と関連していると推測したのか、「私が申し立てを続けることで、降板されるテリー伊藤氏に追い打ちをかけるようなことはしたくありませんので、放送倫理・番組向上機構への人権侵害の申立を取り下げました」と明かした。