俳優松山ケンイチ(26)が、終始笑顔で結婚の喜びを語った。女優小雪(34)と4月1日に結婚していたことが明らかになった松山は20日、都内のホテルで会見。交際が始まった時から結婚を意識し、年上の小雪をがむしゃらに押しまくってゴールにこぎつけたことを語った。挙式、新婚旅行は未定という。

 松山は濃いグレーのスーツにブルーのネクタイというスタイルで壇上に上がった。マイクを持つのを忘れて登場し、やり直すという和やかなムードで会見はスタート。約200人の報道陣の前で、立ったまま質問に答えた。「選挙で送られてきた投票カードで、小雪さんの名前が『松山』になっていて、結婚したと実感した」。リラックスしたいつもの津軽弁で、結婚の経緯を報告した。

 09年に主演映画「カムイ外伝」で共演し、同年4月から交際開始。小雪のマンションで一緒に暮らしていたという。「その時から結婚を前提にお付き合いさせていただいていました。きれいだなと思いましたし裏表がなくてストレートにモノを言うのでカッコいいなと」。

 8歳年上の小雪に結婚を受け入れてもらうまでには時間がかかった。照れながら「『あなたみたいなひよっ子で大丈夫なのか』と。すんなりとはいかなかったです。自分にとって必要な人だと思ったので、がむしゃらに押してましたね」。プロポーズの時期や言葉は「秘密」としながらも、小雪の反応を聞かれると「そこでも『本当に大丈夫なのか』と」と笑った。小雪が松山のどこに魅力を感じているのかを聞かれると「田舎者のところですかね。(青森の言葉も)面白いと言ってくれます」。

 婚約指輪はダイヤモンドではないが、詳細は秘密。結婚指輪は現在発注している。挙式、新婚旅行は未定。小雪は妊娠していない。子供について「できることなら早い段階でできれば」と話した。来年主演するNHK大河ドラマ「平清盛」に備えた結婚ではなく「2人のタイミングです」。

 一方、小雪はマスコミ各社にファクスで「ここに至ることができましたのも、皆さまからの温かいお心配りあってのことと深く感謝しております。これからもともに手を携え、人生を歩んでいきたい」とコメントした。