茨城県内で13日、NHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜午後8時)のロケ収録が行われ、主演の綾瀬はるか(28)が苦闘ぶりを明かした。この日は、綾瀬演じるヒロイン八重が、会津戦争で鶴ケ城に籠城し、銃を持って新政府軍と激しい戦闘を繰り広げる場面の収録を行った。重さ約5キロもある銃を持ちながら、何時間も現場を走り回った。「最初に持った時、すごく重いとびっくりして、構えると腕がプルプルしていました」。

 予想以上の重さを克服するため、“肉体改造”に取り組んだという。「腕立て伏せを1日120回やってます」。実は大規模な戦闘場面の収録に備え、2週間ほど前から個人トレーニングを開始した。短期間で筋力もアップ。その成果もあってこの日は「全然プルプルしなくなりました」と笑顔を見せた。

 収録現場は、爆音と銃声が鳴り響き、煙が立ち上がるなど迫力十分。綾瀬は爆音に負けないように「構えて!

 狙って!

 撃て!!」と叫び続けていた。収録後は「男性の中でただ1人、皆さんを率いていく力強い場面。とても気合が入りました。爆音や水しぶきにも動じずに格好良く決めるため、全神経を集中しました」。“マッチョはるか”は充実の表情を見せた。【中野由喜】