「立憲民主党」政調会長として、大阪10区から出馬した辻元清美氏(57)は、自民の大隈(おおくま)和英氏(48)、5度目対決となった宿敵の維新・松浪健太氏(46)を抑えて圧勝した。同区初の“連勝”を決めた。

 立民が生まれるきっかけを作った小池百合子東京都知事への思いを聞くと、しばらく間を置き「…感謝しています。新しい政治のひとつの流れができたきっかけになった」と答えた。民進党が分裂し、辻元氏は「1人になって高槻(同区)に戻ってきた」が、枝野代表が立ち上げた立民に乗り、活気を取り戻した。今選挙中には初めて、選挙区外へ応援に入り「安保闘争の若者のように、有権者の方の立憲民主主義への思い、勢いを感じた。立憲民主党は国民運動です」と、振り返った。

 今回は、午後8時を回るや否やの「当確」。辻元氏は「こんなに早いの初めて。いつも深夜まで待ってもらってたのに。でも、その分『うわ、責任重っ』って。だから今、あまり笑う気になれへん」と語った。

 当確直後、満面笑みを浮かべて以降は、実際、笑顔が少なく、“公約”通りに「安倍政権退陣へ」のプランを練る。「仲間と運動を進めていくが、それは量より質、しっかりと前へ進みたい」と話していた。