女子大生社長として知られる、慶大2年生の椎木里佳さん(20)を中心に、女子中高生向けのマーケティング支援などを手がけるAMFが、トレンドリサーチを行うJC・JK調査隊メンバーの選考結果を元にした「JC・JK流行語大賞2017」が30日、都内で行われた会見で発表された。

 昨年、女子中高生100人への調査の形でスタートし、今年、初めて大賞を発表した。椎木さんは、女子中高生からアンケートを取ったリアルな声を元にした「JC・JK流行語大賞」について「自信は正直、めちゃくちゃあります。アンケートを取った時に、知らない言葉、こんなのがあったと、いっぱい勉強させてもらった。絶対に流行ると思います。次、来るって思うのは、女子中高生のみんなの方が感度が高い。私は吸収して世の中に出している感じ」と胸を張った。

 椎木さんは、翌12月1日に発表される「2017年ユーキャン新語・流行語大賞」への対抗意識があるかと聞かれると「新語・流行語大賞を超えたいという思いから始めたので、超えていきたいのはもちろん。やっぱり流行って、女子中高生が作っていくものだというふうに思っているんですよ。『JC・JK流行語大賞』をチェックしておけば、間違いはないというか、流行を全て把握したのも同然。本家よりもいい情報が得られるかも知れません」と強調した。

 「JC・JK流行語大賞2017」のコトバ部門の第2位には、テレビ朝日系「報道ステーション」で話題、人気となった「熱盛」がランクインした。椎木さんは、番組内で通常のニュースが流れている中で「熱盛」という声が入ってしまった“放送事故”に対して、富川悠太アナウンサーが冷静に謝罪した流れがツイッター上で話題になり、そのシチュエーションを日常会話の中に入れ込み、突っこみ合う遊びが若い世代の間で流行っていると紹介した。

 椎木さん 普通のニュースが放送されている時に「熱盛」って文字が入って、その後のアナウンサーの方の冷静な謝りが面白いと盛り上がった。学校の休み時間に、会話の中で突然「熱盛」って言って、冷静に「失礼しました」と言う遊びが盛り上がります。

 椎木さんは今後の目標として、2020年までにAMF社の株式上場をしたいと語り「通過地点としてやってきているのを達成するために頑張っていきたい」と抱負を語った。

 記者発表には、元HKT48のモテクリエイター“ゆうこす”こと菅本裕子(23)も登壇した。菅本は「(女子中高生の流行を)私も取り入れていきたい。23歳になって思うのは、JC・JKは頭が柔らかい。私も、もっと柔らかく考えないと…と見習うところがたくさんあった」と感心していた。【村上幸将】