小泉進次郎環境相は8日、週2度の閣議後に行われる定例の記者会見を、国会議事堂をバックに、屋外で行った。省庁の会見室や国会内で行われるのが通例で、アウトドアでの閣議後会見は異例だ。

国会正門近く、青空のもと緑が生い茂る場所をこの日の会見場に選んだ進次郎氏は、「天気もいいし、最高ですね。私は外が好きなんです。外食も可能なら、外のテラス席がいいほど」と、屋外会見の理由を説明。「こういう機会に少しでも、外の空気に触れたい。寒い時や雨の時にとは思わないし、臨機応変、柔軟に決めたい」とも話した。

記者から、初めてのことや、変わったことをやると「また小泉氏が」と言われることは理解の上での行動なのか、と問われると「何かをやるとやったで、何か言われ、何もやらないと何もやらないと言われる。自分が納得いくようにやります」と、強調した。

この日の会見では、台風被害に伴う長野県内の災害廃棄物の広域処理に関連し、長野市については富山市や立山町の富山地区広域事務組合、千曲市については三重県の民間の処理施設への搬出が、それぞれこの日までに始まったことなどを報告。「市民の皆さんの周りから1日も早く災害廃棄物を撤去し、1日も早く(通常の)市民生活を取り戻せるようにしたい」と、災害廃棄物の処理対応を急ぐ構えを示した。