福島の人気駅弁が東京駅での販売を復活させる。16日の地震の影響で不通だった東北新幹線は、きょう22日から一部再開し、那須塩原~郡山間と一ノ関~盛岡間で始発から運行する。

郡山駅を始発とする上り運行再開で、人気駅弁「海苔のりべん」「三代目小原庄助べんとう」の郡山駅新幹線ホームでの販売が6日ぶりとなる。東京駅構内の全国の駅弁専門店「駅弁屋まつり」での販売は23日から復活する予定だ。

販売元の福豆屋(本社・郡山市)営業部では「本当によかった。ウチでは計100個の弁当6種を午前10時台の郡山駅発で毎日運んでいたので生命線が復活して助かった。東京駅の現場担当者も『すぐにほしい』と反応してくれた」と話し「地震発生から郡山駅で弁当販売をしていたが、新幹線の乗降客がいないので売り上げは落ちていた。2週間は身動きがとれないとの予測もあったのでありがたい」と胸をなでおろした。

また、一ノ関駅の東北新幹線でも下り線が再開する。一ノ関駅開業から弁当営業し「平泉うにごはん」などを販売する「斎藤松月堂」も一ノ関駅での弁当販売を再開できる。同社は深夜配送トラック便を出しているため、東北新幹線が止まっている間も東京駅構内での弁当販売はできていた。

ひもを引く加熱式弁当「伊達のかきめし」「仙台名物牛たん弁当」で知られる宮城県「こばやし」(本社・仙台市)や、「牛肉どまん中」でファンの多い山形県「新杵屋」(本社・米沢市)も関東方面へのトラック便を走らせているため、東京駅での弁当販売には影響はなかった。【寺沢卓】