秋篠宮さまが30日、還暦の誕生日を迎えられた。同日には、誕生日に先立って25日に行った記者会見でのお言葉や、今年で結婚35年目を迎えた紀子さまとともに秋篠宮邸を散策されるご近影が、宮内庁公式サイトで公開された。
秋篠宮さまはチェック柄のジャケットに、シルバーと赤のストライプのネクタイ姿の還暦写真を公開。薄いグリーンのスーツドレス姿の紀子さまと、笑顔をみせながら邸内を散策する写真もアップされた。
秋篠宮さまは会見で「今度、還暦を迎えるわけですけれども、私個人の中では、時間というのは連続しているものと認識していますので、還暦と言われても、干支(かんし)が一巡したんだなということと、そういう年齢になったんだなという感想があるくらいです」とコメントした。
会見では、今年9月に、三笠宮家の当主が彬子さまとなり、長男故寛仁親王の妻信子さまが新たな宮家「三笠宮寛仁親王妃家」として、それぞれ独立の生計を営むことが認定されたことについての質問も出た。秋篠宮さまは「これについては、私としては新たな宮家が創設されたということを認識したということです」と述べた。
秋篠宮さまは、昨年の誕生日の会見では、女性皇族が結婚後も皇室に残る案など制度改正の議論をめぐり「皇族も生身の人間」との趣旨で発言した。そのことについて現在の心境や、今後の公的な活動の担い手が減る問題についても聞かれた。秋篠宮さまは「生身の人間、皇族も生身の人間であるということは、私は今でもそのとおりだと思っておりますし、ただ、去年、この生身の人間の話をして以降、何か目に見える変化があったかというと、それはないと思います。ただ、私の受けている印象では、宮内庁の然しかるべき人たちは、そのことを真摯しに受け止めてくれているというふうに思っています」と言及した。
公的な活動の担い手が減ることが想定される現状については「これは、高齢化も含めて、公的な活動の担い手が減ってきているというのは、もう間違いないことです。しかし、その状況を変えるのは、今のシステムではできません。いかんともし難いことだと思います。やはり、全体的な公的な活動の規模を縮小するしか、今はないのではないかと思います」と胸中を述べた。
秋篠宮さまは昨年の会見では、女性皇族が結婚後も皇室に残る案など制度改正の議論をめぐり、「該当する皇族は生身の人間」と指摘。制度運用によって「どういう状況になるのか、どういう考えを持っているかを宮内庁のしかるべき人たちは理解しておく必要がある」と言及していた。
皇室では、愛子さまが12月1日に24歳の誕生日を迎えられるほか、皇后さまが同9日、上皇さまが同23日、佳子さまが同29日と、誕生日が続く1カ月となっている。

