木原稔官房長官は13日午前の記者会見で、12日に「風邪の疑い」で、外交日程などをキャンセルした高市早苗首相の体調について、「すでに回復している」と明らかにした。

高市首相は12日、与野党協議による1時間の遅れを加えれば合計8時間に渡った衆院予算委員会に出席。質疑終了後、席を立とうとしてふらつくような様子をみせ、自席からしばらく立てず、木原氏や隣席の片山さつき財務相、小泉進次郎防衛相ら多くの閣僚が心配そうに見守る場面があった。医師の資格を持つ松本尚デジタル相と言葉を交わした後、立ち上がり、ゆっくりした足取りで委員会室を出た。

当初はその後、官邸で在京イスラム諸国外交団との面会や、「イフタール」への出席を予定していたが、これを急きょキャンセルし、木原氏が代理で対応。高市首相はそのまま、公邸に戻った。

高市首相の体調について会見で問われた木原氏は「昨日、総理は風邪の疑いがあったことから、医務官の診療を受けた上で、念のために公邸で休息を取った。すでに体調は回復しており、本日の公務は予定通りと承知している」と述べた。

木原氏の会見に先立ち行われた閣議に、高市首相は通常どおり出席した。13日は、野党が猛反発する中、高市首相が年度内成立に強い意向を示す26年度予算案の衆院通過が、深夜にかけてのタイミングで見込まれている。