<1>06年・単勝7740円=優勝馬ビーナスライン

13頭立ての最低13番人気ビーナスラインが差し切った。前走は準オープンで11着に大敗しており、格上挑戦での重賞初出走だった。秋山真騎手とコンビで、後方追走から直線で上がり最速33秒9の脚を繰り出し、2馬身半差、突き抜けた。

2着は3連覇がかかっていた1番人気シーイズトウショウ。3着は10番人気のブルーショットガン。

単勝7740円は函館スプリントSの式別最高払戻金額。3連単は30万6260円だった。

2006年7月2日、函館スプリントSを制したビーナスライン
2006年7月2日、函館スプリントSを制したビーナスライン

<2>15年・3連単94万4140円=優勝馬ティーハーフ

4番人気のティーハーフが3連勝で重賞初制覇を飾った。前半3ハロン33秒0という速い流れのなか、最後方を追走。直線では上がり最速34秒0の脚を繰り出し、2馬身半差、抜けきった。国分優騎手はJRA重賞2勝目。

2着には14番人気のアースソニックが、3着には12番人気のレンイングランドがともに後方から差し込み、波乱を演出。3連複は20万320円、3連単は94万4140円の高配当となった。

1番人気のコパノリチャードは14着に大敗した。

ちなみに、ティーハーフは函館スプリントSに15、16、18、20年と4回出走。最後の20年8着がラストランとなった。

2015年6月21日、函館スプリントSを制したティーハーフ
2015年6月21日、函館スプリントSを制したティーハーフ

<3>14年・馬単6万3720円=優勝馬ガルボ

8番人気のガルボが重賞4勝目を決めた。久々にコンビを組んだ津村騎手を背に、道中は中団を追走。直線で抜け出すと、最後は6番人気ローブティサージュ、4番人気クリスマスの追い上げを首差、首+頭差でしのいだ。それまでの重賞3勝はすべてマイル戦だったため、スプリント重賞は初勝利となった。

馬連2万7340円、馬単6万3720円、3連複8万9720円、3連単87万2270円と軒並み高配当。単勝1・6倍の1番人気ストレイトガールは11着に敗れた。

2014年6月22日、函館スプリントSを制したガルボ
2014年6月22日、函館スプリントSを制したガルボ