<1>20億円の大台突破へ

天皇賞・秋を制したイクイノックスとC・ルメール騎手
天皇賞・秋を制したイクイノックスとC・ルメール騎手

ジャパンCの1着賞金5億円は、有馬記念と並ぶ国内最高額。イクイノックスはJRAで12億5269万2000円、海外で4億5889万100円を獲得しており、ジャパンCを勝てばJRA獲得賞金ランキングで歴代3位、JRA以外の競走も含めた総獲得賞金ランキングでは歴代1位となる。

なお、現在のJRA獲得賞金1位はキタサンブラックで18億7684万3000円。2位はテイエムオペラオーで18億3518万9000円。

JRA以外も含めた総獲得賞金歴代1位はアーモンドアイで19億1526万3900円。2位はキタサンブラック(JRA以外なし)。

ちなみに、総獲得賞金3位のパンサラッサ(18億4466万3200円)は今回のジャパンCに登録しており、勝てば、歴代1位となる。


<2>G1・6連勝

01年天皇賞・春を制しG1・6連勝としたテイエムオペラオー(左)
01年天皇賞・春を制しG1・6連勝としたテイエムオペラオー(左)

ジャパンCを勝ってG1(JRA+海外)出走機会6連勝となれば、テイエムオペラオー(00年天皇賞・春~01年天皇賞・春)、ロードカナロア(12年スプリンターズS~13年香港スプリント)に並ぶ、グレード制を導入した84年以降のG1出走機会最多連勝タイ記録となる。

なお、オペラオーとカナロアは、G1連勝中にG2での敗戦を挟んでいるが、イクイノックスがJCを勝てば、G1以外のレースを挟まない6連勝となる。


<3>父子制覇

16年ジャパンCを制した、イクイノックスの父キタサンブラック
16年ジャパンCを制した、イクイノックスの父キタサンブラック

イクイノックスの父キタサンブラックは16年にジャパンCを制覇。勝てば、6組目(7度目)の父子制覇となる。

過去のJC父子制覇は、父シンボリルドルフ(85年)-子トウカイテイオー(92年)。父スペシャルウィーク(99年)-子ブエナビスタ(11年)。父ディープインパクト(06年)は、ジェンティルドンナ(12、13年)、ショウナンパンドラ(15年)、コントレイル(21年)と産駒3頭が4勝を挙げている。