<1>92年メジロパーマー

92年宝塚記念を制したメジロパーマーと山田泰誠騎手
92年宝塚記念を制したメジロパーマーと山田泰誠騎手

前年の札幌記念を勝ち、前走の新潟大賞典も7番人気で逃げ切ったにもかかわらず、宝塚記念は13頭立ての9番人気という低評価。山田泰誠騎手を背に軽快なペースで逃げると、直線もしぶとく踏ん張り、3馬身差で快勝した。グレード制を導入した84年以降の宝塚記念では初の逃げ切りVだった。2着は1番人気カミノクレッセ。

パーマーは芝1000メートルでデビューし、初勝利は芝1200メートル。91年秋には障害レースに出走し、勝利も挙げた異色の“経歴”の持ち主。一方で能力も確かで、92年は有馬記念もブービー15番人気で逃げ切り、同一年のグランプリ連勝を果たした。


<2>98年サイレンススズカ

98年宝塚記念を制したサイレンススズカ(左)
98年宝塚記念を制したサイレンススズカ(左)

この年初戦のバレンタインSから中山記念、小倉大賞典、金鯱賞と、いずれも逃げ切りで4連勝。宝塚記念も堂々の1番人気に支持された。

南井克巳騎手を背に、13頭立ての大外13番枠からハナを奪取すると、1000メートル通過58秒6という軽快なペースで後続を離して独走。直線では2着ステイゴールド、3着エアグルーヴが迫ってきたが、4分の3馬身差で逃げ切った。これが、サイレンススズカにとって唯一のG1タイトルだった。


<3>78年エリモジョージ

7頭立ての少頭数となったこの年は、重馬場での開催。“気まぐれジョージ”と呼ばれた2番人気エリモジョージが福永洋一騎手に導かれてハナを切り、4馬身差で逃げ切った。勝ち時計は2分14秒2。

1番人気で2着のグリーングラス、3番人気で3着のホクトボーイと、1~3着馬はすべて天皇賞馬だった。

※今年の宝塚記念には、昨年の毎日杯、神戸新聞杯を逃げ切り、前走ドバイターフ(5着)でもハナを切ったメイショウタバル(牡4、石橋)が、鞍上・武豊騎手で出走を予定している。