☆ワンダイレクト(土曜中京10R・若駒S2着)

好スタートから2番手につけるセンスの良さ、直線も抜け出す時の脚が速かった。ただ、1頭になるとフワッとする感じで伸びを欠き、ゴールでは離れた外から追い込んできたマイネルラウレアに(鼻差)逆転を許した。あのあたりが若さだが、キャリア2戦目ということを考えれば悲観することはない。使いながら競馬を覚えてくれば集中力も増すだろうし、もっと切れる脚が使える。もう1段ギアが隠れている印象もあり伸びしろは大きい。


☆キャリックアリード(土曜中山9R・初茜賞1着)

初めての右回りがどうかと思ったが、スムーズなレース運びで直線もきっちり左手前に替えていた。最後は軽くステッキを入れた程度で、2着カフェプリンセスを2馬身半突き放した。文句なしの完勝。オンとオフの切り替えができるタイプで、行かせればハナも切れるし、ためれば切れる脚も使える。今のところ注文はない。馬体重が8キロ増えていたのもいい傾向。今が成長期でまだまだ良くなる。オープンまで追いかけたい1頭だ。


☆ラーゴム(日曜中山11R・AJCC4着)

スタートは遅かったがリズム重視で、向正面から上がっていった。早めに動いた分、しまいの伸びはジリジリだったが、それでも坂上まで2番手で我慢していた。後ろからエヒト、ユーバーレーベンにかわされたが内容は悪くない。直線は右手前のまま。少し右に張る感じなのを見ると、左回りの方がいいのかもしれない。今後は芝、ダートどちらを選択するかだが、いずれにせよ重賞でやれる力はある。一度左回りのマイル戦でどんな走りをするか見てみたい。