今週、元自衛隊員で競馬好きの後輩K(50代前半)と久々に再会。Kが競馬にハマったのは、入隊直後に配属された陸上自衛隊某駐屯地の先輩の影響で、休日の多くは東京か中山に通い詰めだったという。

93年天皇賞・秋、セキテイリュウオー(左)とのたたき合いを制したヤマニンゼファー
93年天皇賞・秋、セキテイリュウオー(左)とのたたき合いを制したヤマニンゼファー

「今も鮮烈に覚えているのが、ヤマニンゼファーとセキテイリュウオーが大接戦を演じた93年の天皇賞・秋。先輩も私も競馬はドラマというクチでしたから、初の2000メートルに挑むヤマニンゼファーに夢を託したんです。結果は上位人気馬(ライスシャワー、ナイスネイチャ、ツインターボ)総崩れで、直線はセキテイとの一騎打ちでしょ。それも鼻差。しびれましたよ」。

ダート1200メートルでデビューし、スプリント、マイル戦線を歩んできたヤマニンゼファーの、一世一代の大仕事が93年天皇賞・秋。「ヨシトミさん(柴田善騎手)と勝春(田中勝師)の壮絶なたたき合いは、まさに天皇賞・秋の名場面のひとつ。私にとってはベスト・オブ・天皇賞・秋です! 今年もあの93年と同じく大接戦の予感がするんです。狙いはアーバンシックの単勝。(93年)2着だったセキテイリュウオーと同じ2番も何かの縁で、ゴール前で競り合うシーンが目に浮かびます」。

余談だが、Kは自衛官時代、銃のスペシャリストだったとか。昨今、深刻な問題となっているクマ被害について、「仮に私が猟友会のメンバーか自治体雇用のハンターだったら、人間に襲いかかってくるクマを駆除するためなら、ちゅうちょなく撃ちますよ。もちろん(駆除する)自信はあります。ただ、テレビ映像によく出てくる、川沿いを走っている子グマを狙い撃つとなると、正直ちゅうちょするかもしれません」。

先日、クマ被害が深刻な秋田県の知事が、防衛省に自衛隊の支援を緊急要請。現行法上、自衛隊員が銃器を使用することは困難だが、駆除した個体の処理や輸送といった後方支援を担う方針だという。「後方支援でなく、人間に危害を及ぼすクマを銃で駆除したい自衛隊員もいると思います。自衛隊は国民の安全を守ることが重要な役目ですから」。今も国家、国民、そして競馬に思いをはせる元自衛隊員Kの一撃必殺馬券に期待。