2000勝以上の騎手が園田競馬場に集うゴールデンジョッキーCが3年ぶりに開催される。コロナ禍で休止が続いていたが、今年は9月7日に実施。12人の出場騎手には岩手の山本聡哉騎手(34=佐藤浩)、船橋の森泰斗騎手(41)、兵庫の吉村智洋騎手(37=飯田)と初出場も3人。回数も第29回を数え、顔ぶれがだいぶ変わってきた。

なかなか取材の機会がなかったが、09年2月に行われた第17回は現地で観戦できた。記憶に残っているのは「おじさんたちが楽しそう」という印象。それもそのはず、その時の出場騎手11人のうち、自分より年下は2歳下の岩田康誠騎手だけだった。それが今回は年上が2人だけ。年を取ったことを実感させられる。

ちなみに第17回の優勝は内田利雄騎手。3回目の優勝は史上初だった。17年の第26回でこれに並んだのが田中学騎手。今回の出場で単独トップとなる4回目の優勝を飾るのか、それとも2回優勝の岩田康誠騎手、川原正一騎手、山口勲騎手が並ぶのか、はたまた…。久しぶりの名手の競演が今から楽しみだ。【牛山基康】