来年のダート3冠路線のうち、未定とされていたユニコーンSの開催競馬場が京都に決まった。東京ダービーの前哨戦になることだけが発表されていたが、実施日は4月27日となった。まだ1冠目の羽田盃の実施日が発表されていないが、おそらく行われるのは同時期。1冠目に出走できなかった馬が、6月上旬の2冠目の出走権をかけて争うことになるのだろう。

舞台は本番と同じ右回りとなり、距離の1900メートルはスタートからダート。向正面から3コーナーにかけて2メートルほどのアップダウンがあり、ほぼ平たんな大井に比べればタフかもしれないが、それでも4コーナーから直線にかけては平ら。ゴールまでの直線距離こそ大井よりやや短いものの、その差は約57メートルだから、中央の競馬場のなかでもかなり本番に近い舞台が選ばれたといえそうだ。羽田盃の1800メートルよりは100メートル長く、東京ダービーの2000メートルよりは100メートル短い距離設定も面白い。

優先出走権が与えられるのは中央馬、地方馬ともに2着以内の上位1頭とのこと。本番の出走枠がわずか4頭の中央馬にとっては貴重な最後の1枠。激しい戦いになりそうだ。【牛山基康】