今年で10年目となるヤングジョッキーズシリーズが5日のトライアルラウンド門別で開幕した。

第1戦を制したのは川崎の佐野遥久騎手(19=久保秀)。当初の発表では門別に騎乗予定がなかったが、門別で2鞍に騎乗予定だった北海道の阿岸騎手が負傷。そのうち1鞍の代打騎乗が決まり、貴重な30ポイントをものにした。

初めて門別で騎乗した佐野騎手は「直線が長かったです」。スタートを決めて逃げていたこともあって、より長く感じたのだろう。それでも結果は1馬身半差の快勝。「運が良かったですね」と話す騎乗馬は1番人気に推されていたクインズメレンゲだった。「ラッキーでした。でも1勝したぐらいじゃ安心できないですからね」。地方競馬所属騎手は昨年からデビュー年には騎乗できなくなり、出場騎手が減少。トライアルラウンドの騎乗数が増え、逆転のチャンスも増えた。

初出場したデビュー年の一昨年はトライアルラウンドを突破できなかったが、2年目の昨年はトライアルラウンドを地方競馬所属騎手の東日本地区3位で通過するとファイナルラウンドでは惜しくも2位。今年は4月2日に通算101勝を達成して減量騎手ではなくなり、ラストチャンスの年になった。「リベンジマッチですね。とりあえずトライアルを突破しないことには話にならないので、ファイナルに行けるように頑張ります」。残りは6鞍。次戦は9月29日の船橋で2鞍に騎乗予定だ。【牛山基康】