今年のNHKマイルCを制したパンジャタワー(牡3、橋口)がキーンランドC(G3、芝1200メートル、24日=札幌、サマースプリントシリーズ第5戦)へ挑む。

この後は11月1日オーストラリア・ローズヒルガーデンズのゴールデンイーグル(芝1500メートル)へ向かう。そして来年はさらに大きな夢へ。今回の「ケイバラプソディー ~楽しい競馬~」は、高橋悟史デスクが、同馬を所有する(株)Deep Creekの深澤朝房オーナー(66)に心境を聞いた。

パンジャタワーの深澤朝房オーナーはNHKマイル翌日の紙面を手にする
パンジャタワーの深澤朝房オーナーはNHKマイル翌日の紙面を手にする

3歳マイル王が札幌のスプリント戦をステップに、世界へ羽ばたく。深澤オーナーは「オーストラリアのレースは多頭数になることが予想されます。ある程度の位置にいないと駄目ですよね。ここで短距離を使うことで、行き脚がついて次は前めにつけられると思うんです。橋口先生とも相談してそういう意図ですね」と語った。

ゴールデンイーグルが行われるローズヒルガーデンズ競馬場は、東京馬主協会のツアーで、昨年9月に訪れていた。9月8日のパンジャタワーの新馬戦(1着)は現地で結果を知った。「新馬戦は馬券が買えなかったのが良かったのかもしれないと思って、パンジャタワーの馬券は買っていませんよ」とずっと験も担いできた。

ファルコンSで4着の後、葵Sへ向かうプランもあったが橋口師と相談してマイルへ。直前追い切りも絶好で、9番人気だったのが信じられないほど自信はあったという。「本命にしていた人はニッカンで1人いましたか(笑い)。ニッカンでコラムを書いている西山さんも馬券は取ってましたよ。NHKマイルCの前日にはエプソムCを(西山さんの)セイウンハーデスが勝っていましたからいい流れでした。朝日杯は展開が向きませんでしたし、ファルコンSは向正面で前をカットされたし、直線すぐに内から張られたロスがありました。絶対にやれると思っていました」と振り返った。

13日、函館ウッドコースで追い切られるパンジャタワー(左)
13日、函館ウッドコースで追い切られるパンジャタワー(左)

11月の遠征だけでなく、来年はさらに羽ばたくプランを明かした。「来年の2月にはサウジにも行きたい。パワーもあるからダートも大丈夫だと思います。そして春は安田記念です。秋にはブリーダーズCマイル(米国キーンランド競馬場)にも行きたいですね」。広がるプランへまずは北の大地の一戦を足掛かりとする。

(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー~楽しい競馬~」)

■大の里まわしにも

深澤オーナーは、馬主だけでなく横綱大の里の東京後援会会長も務めている。三つぞろえの化粧まわしは発注済み。不動明王、不動如山、天馬(深澤オーナーの愛馬「パンジャタワー」)がデザインされている。「お披露目は10月の大相撲ロンドン公演を予定しています。パンジャタワーの父はタワーオブロンドンですし、いいタイミングですよ」と話した。