今週土曜の阪神メインは京都2歳S(G3、芝2000メートル、26日)。来春を目指す素質馬が顔をそろえる。

シュタールヴィント(牡、矢作)の気配がいい。前走の未勝利戦では2度目の東京輸送をクリア。好位から押し切って3馬身差で快勝した。藤田助手は「まだまだの状態であれだけ走って、いいポテンシャルを見せてくれた」と愛馬をたたえる。

レース後も変わらない様子で調整を重ね「めちゃくちゃ元気。経験も積んでいる。初の阪神がどうなるかだが、いい試金石になると思う」と同助手。重賞でも怖い存在だ。

母マルセリーナは11年の桜花賞馬。半兄ラストドラフトは19年京成杯の覇者で、同じく半兄ヒートオンビートは重賞戦線で活躍と、注目の良血馬だ。