37年目の横山典弘騎手(54)がJRA通算2900勝を達成した。4番人気レッドファーロ(牡3、松永幹)で勝利。前日3日の阪神から騎乗機会4連勝で、史上3人目、現役2人目の大台に到達した。

騎手として同期だった松永幹師の管理馬で決めた。「とてもうれしいです。こんなに長く乗って、こんなにいっぱい勝たせてもらっている。幹夫厩舎の初勝利(07年3月25日、アグネススピリッツ)も中京だったし、僕の初重賞(88年ウインターSソダカザン)も中京。いい場所だと思います」と縁の深いコースでの達成を喜んだ。

セレモニーでは、武豊騎手、福永騎手、ルメール騎手、幸騎手らが駆けつけて祝福した。今年から栗東を拠点にしており「関西へ来ていい刺激をもらって楽しく仕事をさせてもらっている。まだまだジョッキーを長く続けたいと気持ちがわいてきた」と衰えぬ意欲を口にしていた。