今年最も注目される新種牡馬といえばエフフォーリアだ。競走馬時代に管理した鹿戸師は産駒について「牧場で耳にするのはいい評判ばかり。勝負根性が似るのか、どの馬も前向きと聞いています」と明るい表情で語る。

チェッキーノの24
チェッキーノの24

そのエフフォーリア産駒の筆頭的存在がチェスティーノ(牡、母チェッキーノ)だ。24年にオークスと秋華賞を制したチェルヴィニアの半弟。サンデーサイレンスの5×4×3のクロスを持つ。師は「すっきりした体つきで、あか抜けている」。4月上旬に入厩し、ゲート試験合格後に再放牧。ここまでいたって順調だ。

エフフォーリア産駒ではローンリリーの24(牡)も期待の1頭。セレクトセール出身で、アメリカンファラオ産駒の半姉は芝の米G1を勝っている。「栗毛の立派な馬体で、せりのときから好印象。芝の中距離ぐらいが良さそう」。夏デビューも視野に入る。

エフフォーリア産駒からもう1頭。「これも進んでいる組」というエウゲニオス(牡、母ローズノーブル)は「エフフォーリアっぽい感じがある。馬っぷりがいい」。近親に長距離重賞2勝のシュヴァリエローズがいる。

3月下旬に入厩し、4月1日にゲート試験をパスしたのがエスクアドラ(牡、父レイデオロ、母ジューヌエコール)。近親にはマイルG1・3勝のソングライン。「仕上がりは早そう」という師の言葉通り、早期デビューを見込めそうだ。

デアグランツ(牡、父サトノダイヤモンド、母スターズアンドクラウズ)は美浦坂路で軽快な動きを示しており、5月3日にはウッドで時計を出した。鹿戸厩舎所属だった半兄ネビュルーズは2歳9月にデビュー勝ち。「そういうタイプの血統かもしれない」と、早期からの活躍を期待する。

スタセリタの24
スタセリタの24

ソルディヴィーノ(牡、父パレスピア、母スタセリタ)は「スピードがありそう」。半姉ソウルスターリングは内国産だが、この馬は英国産。成長を待ったうえで、デビュー時期を定めていく。

リテラルヴァース(牡、父ロードカナロア、母クオウト)は「キビキビして、スピードがありそう」。現在はノーザンファーム空港で調整を重ねている。

マイネルリシャール(牡、父スワーヴリチャード、母セットプレイ)はノーザンファーム生産でラフィアン所有。ビッグレッドファーム明和で順調に乗り込まれている。「牧場でも評判がいい」と楽しみな口ぶりだ。

ウインプレーゴ(牝、父ベンバトル)は、ウインキートスの初子。「相当いい馬だと聞いている」。祖母イクスキューズからの母子3代重賞勝ちの期待がかかる。【奥岡幹浩】