ルーキー今村聖奈騎手(19=寺島)がJRA史上5人目のデビュー年50勝に到達した。

17日の中京5R(2歳新馬、ダート1800メートル)を1番人気ベンダバリラビア(牡、寺島)で勝利。後方から鮮やかに差し切り、08年三浦騎手以来14年ぶりの快挙を達成した。勝ち時計は1分57秒2。自厩舎の馬で大台に達した。

「(3月に)ブラビオで初めて勝たせてもらってからここまでの間、たくさんの方々にサポートしてもらって、いろいろな経験を積ませていただきました。関係者の方々に本当に感謝しています。おかげさまで50勝という節目の勝利を挙げることができました。一番お世話になっている寺島厩舎で節目を勝つことができてうれしいです」

デビュー年で50勝以上を挙げたのは、60年加賀武見(58勝)、87年武豊(69勝)、96年福永祐一(53勝)、08年三浦皇成(91勝)に続く5人目となった。

年末28日中山のホープフルS(芝2000メートル)では、同じく自厩舎のスカパラダイス(牡2)でG1初挑戦を予定している。「今年も残りわずかですが、最後までしっかり1頭1頭の特性を生かしたレースをしたいと思いますし、これから先もたくさんの方々に応援され、サポートしてもらえるようなジョッキーでありたいなと思います」と、さらなる精進を誓っていた。