ルーキー田口貫太騎手(19=大橋)がJRA初勝利を挙げた。1番人気レッツゴーローズ(牝3、大橋)に騎乗。好位の外でリズム良く運び、3~4角で仕掛けて先頭で直線へ。そのまま押し切り、2馬身差でゴールした。地方交流戦では笠松ですでに2勝を挙げていたが、JRAでは通算38戦目で待望の白星となった。

レース後は笑顔で検量室に引き上げ、「前走よりいい手応えで、4コーナーを回ってこられました。先週土曜はゴール前で差し返されたので、ゴール板までしっかり追いました」と振り返った。自厩舎での勝利となり、師匠の大橋勇樹調教師(61)にとってもJRA通算300勝のメモリアルとなった。「僕も初勝利で、先生も300勝でキリがいいので良かったです。大橋先生がデビュー週から多くの騎乗馬を用意してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです」と言葉を送れば、師も「貫太で勝てて良かった」と、満面の笑みだった。

同期6人では小林勝太騎手(20=小野)、河原田菜々騎手(18=渡辺)に続く3人目のJRA初勝利となった。