夏を告げる牝馬のハンデ重賞マーメイドS(G3、芝2000メートル、16日=京都)の最終追い切りが12日、東西トレセンで行われた。

「追い斬り激論」では、絶好調の穴記者2人が人気馬2頭の動きをチェック。奥田隼人記者はトップハンデ56・5キロを背負うミッキーゴージャス(牝4、安田翔)に、藤本真育(マイク)記者は福永師×川田騎手のタッグで参戦のエーデルブルーメ(牝5)に注目した。

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マイク 奥田さんとは2年連続のマーメイドS激論ですね。

奥田 去年は自分が推奨したトップハンデのウインマイティーが2着やった。

マイク 軽量馬が波乱を呼ぶイメージの重賞ですが、ここ2年は54キロ、55キロとある程度、背負った馬が勝っているんですよね。ハンデを背負う人気馬のチェックが欠かせないです。

奥田 自分は今年もトップハンデ、56・5キロを背負うミッキーゴージャスをチェックするで。最終追いは坂路、単走で4ハロン57秒5-12秒4。全体時計は求めず、しまい重点の調整で軽快な動きやった。安田翔師は「先週(6日=Cウッド6ハロン79秒7-11秒6)で体はできていたので、ラストを伸ばすイメージで。気温も上がり、コンディションは良さそうです」と合格点を出していた。

マイク 転厩2戦目ですが、前走の大阪杯14着という敗戦が気になります。

奥田 師は前走について「気の悪さがあり、走る気持ちをレースへ持っていけなかった」と分析していた。今回は最終追いをCウッドから坂路に変更。「この馬にとって坂路は上手に加速できない現状ですが、その走りが競馬に出ている印象。そういう状況でも“いくんだよ“という精神的刺激を与えたかった」と意図を説明していた。重賞馬で力は確かだし、ハンデどうこうより気持ち良く走れるかが鍵だと思う。

マイク 自分は福永厩舎の重賞初制覇がかかるエーデルブルーメに注目です。最終追いはCウッドで師が自らまたがり、6ハロン85秒2-11秒2。単走でサラッとですが、しなやかさの中に力強さも感じる動きで体調は良さそうです。師も「予定通り、順調です。前走よりも少し良くなっている感じはあります」と納得の表情でした。

奥田 オープン初戦、重賞初挑戦で、ハンデ54キロは見込まれたんちゃう?

マイク 前走が大外を回りながらも、余力を感じさせる着差以上に強い内容でした。それに「前走で負けていても、ここを使おうと思っていました」と師が言うように、早くから目標にしていたレースなんです。開催が進んで荒れた今の京都の芝も合うと師は見込んでいますし、川田騎手の継続騎乗も心強い。僕の中では“54キロなら”という期待の方が大きいです。

奥田 2頭ともしっかり走ってきそうやね。あとは穴馬をうまく絡めて、高配当を狙いにいこか。