新種牡馬ヴァンゴッホ産駒の7番人気オブラプリーマ(牝、上原佑)が2着に3馬身半差をつけ、同産駒のJRA初勝利を挙げた。勝ち時計は2分3秒8。

やや頭を上げながらゲートを出て、後手に回り、道中は中団後方の外を追走した。1000メートル通過1分2秒6のゆったりとした流れを折り合い、3、4角で徐々に進出すると、直線は大外を加速。先に抜け出した2着馬を残り150メートルでとらえると、上がり最速の35秒8の末脚で突き抜けた。

鞍上の石橋騎手は「勘が良くて気の強い面があるので、その点を気を付けて乗りました。ひと息で走る感じがあるので、ゲートを出たなりでいきましたが、上手に走れました。テンションが上がりやすい面があるので、今日のような感じで走れれば」と振り返った。

上原佑師は「調教でよく動けていましたが、400キロちょっと(406キロ)しかないので、成長途上でこれからかなという印象でした。ゲート練習でもスタートが悪くて出遅れることは仕方ないと思っていました。その通り遅かったですが、ジョッキーがうまくカバーしてくれました。4コーナーの雰囲気がよかったのでいけるかなと思いましたが、いい内容で走ってくれました。返し馬などで難しい面を出していたのが課題。慌てずに走れれば距離はもっとあってもいいと思います」と見通した。

米国産の父ヴァンゴッホは父がアメリカンファラオ、母が英オークス馬イマジン、母の兄が英愛ダービー馬ジェネラス、一族にディーマジェスティ、タワーオブロンドンという血統。現役時はアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎に所属し、フランスの2歳G1クリテリウム・アンテルナシオナルを制している(通算成績は11戦2勝)。22年からイーストスタッド(北海道浦河町)で種牡馬入りしている。【桑原幹久】