来年も「背の高い牝馬はおことわり」-。レーシングポスト電子版は4日、ホワイツベリーマナースタッド(英国)がけい養する種牡馬の来年の種付け料が決まったと報じた。

今年(25年)の種付けから交配相手に異例の体高制限を設け、種付け料非公開(プライベート)となっている大人気種牡馬、ハヴァナグレー(牡10、父ハヴァナゴールド)は来年も「プライベート」の設定となった。

ハヴァナグレーは現役時に18年のフライングファイブ(カラ競馬場で行われる芝1000メートルのG1)を制し、産駒も短距離を中心に活躍が目立つ人気種牡馬。今年4月にはニューマーケット(英国)で行われた2歳のトレーニングセールで産駒がセール史上最高落札額の175万ギニー(約3億5000万円)で落札されている。

ハヴァナグレーが今年の種付けシーズンから行っている体高制限は交配相手を「16ハンド(約163センチ)以下」の牝馬に限定するもの。ハヴァナグレー自身の体高は約155センチとされている。

昨年11月のレーシングポストの記事では同スタッドのジョー・キャラン氏が体高制限の理由を説明。キャラン氏は体格の違う2頭の交配ではマットを敷くなどして体高差を埋めることがあるが、ハヴァナグレーがそれを好まなかったこと、体高のある大型牝馬は受胎率が低かったことなどを紹介している。「彼は驚くべき性欲と優れた繁殖能力を持っていますが、一部の大型牝馬が彼に無理をさせていることが明らかになりました。彼にとっては非常に過酷な交配で、その努力で体中が痛み、不満を抱えていました」と制限を設けることになった理由を語っている。

来年も体高制限を設けることについて、キャラン氏は「この戦略は非常に効果的で、90%という驚異的な受胎率を達成しました。種牡馬とクライアント双方に利益をもたらしています」と語っている。