1番人気のスレイマン(牡8、大井・藤田)が5馬身差で逃げ切り、2走前の埼玉新聞栄冠賞(S3)以来、2つ目の重賞タイトルを手にした。

このレースは御神本訓史騎手(44)が09年アンパサンド以来、藤田輝信調教師(49)が20年オールブラッシュ以来の制覇となった。

主張するライバルの存在もなく、押し出される形で逃げの手。「馬場傾向が特殊で先行馬が残ってなかったので、行きたくはなかった」と鞍上の希望とは違う形になった。それでも「ペースを落とせて手応えはずっとあったし、ちゃんと伸びてくれて、これなら大丈夫かなと」と振り返る完勝に導いた。前走の浦和記念は発走前、ゲートを飛び出すアクシデントもあり12着大敗。そのため陣営は「ピリピリしてないか心配した」と口をそろえたが、落ち着いて臨んだこの日は力の違いを見せた。次走は「川崎記念(Jpn1、2100メートル)かなと考えています」と藤田師。同舞台の4月8日を視野に入れた。【渡辺嘉朗】

■スレイマン ▽父 キングカメハメハ▽母 ドナブリーニ(バートリーニ)▽牡8▽馬主 (有)サンデーレーシング▽調教師 藤田輝信(大井)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 27戦7勝(うち中央23戦5勝)▽総獲得賞金 1億6561万8000円(うち中央1億2811万8000円)▽主な勝ち鞍 25年埼玉新聞栄冠賞(S3)▽馬名の由来 オスマン帝国の皇帝の名

●勝負服

〈アオイイーグル=2着〉本田正騎手 ゲートの出は速くないんだけど、今回は出た。競馬は上手。まくるレースをしてから脚を使うことを覚えた。

〈ヒーローコール=3着〉桑村騎手 スタートで立ち遅れてしまったのが残念でした。思ったような競馬ができませんでした。

〈オピニオンリーダー=4着〉矢野騎手 ここ2回に比べたら、この馬らしい競馬はできた。かわされてからも盛り返した。また上がってきそうな感じ。これがきっかけになれば。

〈ダノンフロイデ=5着〉中島龍騎手 気づいたら後ろにいましたけど、内枠で経済コースを通れて、最後まで脚を使えました。地力があるのかな。