21歳を迎え、さらなる飛躍を期す。デビュー4年目の小林美駒騎手(21=鈴木伸)が、愛知杯(G3、芝1400メートル、22日=中京)でモリノドリーム(牝7、鈴木伸)に騎乗する。
重賞騎乗はデビュー年の23年新潟記念(イーサンパンサー、13着)以来、2年6カ月ぶり2度目。所属厩舎の馬で重賞に臨むのは初めてだ。19日に誕生日を迎えたばかりのホープが、巡ってきたチャンスを生かす。
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レースでまたがるのは初めてでも、この馬には普段から数え切れないほど乗ってきた。愛知杯で初コンビを組むモリノドリームについて小林美騎手は、「調教では、ほぼ毎日乗っています。馬の癖など、そういった部分は把握できています」。愛知杯が通算25戦目となる7歳牝馬。1月中山の前走カーバンクルSでは勝ち馬から0秒2差の4着に入った。鋭い末脚を武器とするパートナーについて「真面目で、実直に走ってくれる馬」と表現する。
18日の水曜追い切りでも手綱を取り、美浦ウッドで6ハロン83秒4-11秒5(強め)。3頭併せの真ん中で遅れはしたが、「今週は少しぴりっとさせる感じの追い切り。仕掛けに対する反応も悪くなかった。仕上がっていると思います」。レースが近づくにつれ、状態は上がってきた。
昨年は自己最多37勝をマークした。成長著しい若手のホープだが、重賞騎乗は今回が2年6カ月ぶりとなる。「初めて重賞に乗せていただいたときは、技術も未熟だった。その後たくさん乗せていただいて、少しずつ経験は積み上がっている」と自覚する。所属厩舎の馬とのコンビで重賞に騎乗することについては「感慨深いですし、ありがたい」と実感を込める。
19日は21歳の誕生日。雨の中でも1頭1頭丁寧に稽古をつけた。新たに年を重ねて気分も一新。「平場でももちろん結果を出さないといけないけれど、重賞に乗せていただくこういう機会に結果を出したい。馬から学び、結果も出せるように頑張っていきたい」。意欲あふれる21歳が、久々の重賞舞台に全力で挑む。【奥岡幹浩】

