NHKマイルCを制したロデオドライブ(牡3、辻)がG1制覇から一夜明けた11日朝、美浦トレセンの自厩舎で元気な姿を見せた。前日の午後8時半頃に帰厩。小針健一助手(44)は、レース後の雰囲気について「少し気が入っている感じでした。レース後はいつもこんな感じです」と語る。昨年、ニュージーランドTを優勝したイミグラントソングも担当。今年の同レース2着馬は、NHKマイルCでは悔しい結果に終わった同じ勝負服の“先輩”の分まで頑張った。
小針助手への一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-レースはどこで見ていた
ゲートのほうに行っていたので、ラジオの実況で聞いていました。馬名を全然呼ばれていなかったんですが、もう、最後の最後だけ名前を呼ばれて(笑い)。接戦だったので、どっちが勝ったのかわからないと。結果が分かるまでは、まだなんとも言えない気持ちでした。
-結果を知ったのはどのタイミングで
バスを降りて、助手や調教師と合流したときですかね。そのときはまだ確定はしていなかったけれど、こっちが勝っているぞと。
-そのときの心境は
勝ったんだ。勝っちゃったんだと(笑い)。
-レース前の雰囲気は
朝は別段変わらなくて。競馬場に着いたあとも、極端にイレ込んでいるわけではなかったですね。
-パドックでも落ち着いていた
そうですね。新馬のときからパドック自体は落ち着いて歩けていた馬。今回も一応、二人引きはしていたんですが、しなくてもいいぐらいの落ち着きはありました。
-馬具について
前々回までは何もつけていなかったのですが、前回はパドックではメンコをつけて、ゲート裏でそれを外した。今回はレースでもメンコをつけ、パドックではパシファイアーも装着しました。
-パシファイアーの効果は
返し馬に向かうまでも、比較的落ち着いていたと思います。今回はパドックでジョッキーがまたがったあとも、前走ほどイレ込んだりせず、スムーズに返し馬にいけたので。一定の効果はありました。
-メンコの効果は
前回は、前半に少しかかり気味でしたが、今回はずっと折り合っていました。ペースが速いこともあったでしょうが、メンコ効果もあったかと思います。
-それにしても、きのうのロデオドライブはすごい瞬発力だった
今回もこれぐらい走っておかしくない能力はあるとは思ってはいました。というのも、1勝クラスを勝ったときの時計(1分32秒1=中山芝1600メートル)が速くて。あのレースで、この馬はちょっと違うのかなという印象を持ちました。あのときは、津村騎手が乗った1週前の追い切りもすごかった。最後に11秒9-11秒2という、あまり見たことのないタイムを出していて。あのときから、これはちょっと違うかもと。
-この馬の走りの特徴は
結構、前が強いというか…。どう言えばいいのかな。レースでも、前脚が出るときの勢いが強い。それは調教のときからですね。
-普段はどんな馬
馬自体が好きというか、目の前を通り過ぎたりするとすぐに鳴いたり、運動場とかですれ違ったりしてもすぐに鳴いたり。結構まだ子どもっぽいところがあります。昨日も競馬場では落ち着いていたとはいえ、美浦にいるときと同じように、ほかの馬がいると鳴いたりはしていました。
-小針さんがこれまで担当した重賞馬は
去年のニュージーランドTを勝ったイミグラントソング。重賞を勝ったのも、G1に出走したのもあの馬が初めてでした。
-今年はそのニュージーランドTで2着だったこの馬が、NHKマイルCで優勝したと
はい、そういうことになりますね(笑い)。
-最後に、ロデオドライブへの今後の期待を
期待は、めちゃくちゃしています(笑い)。言葉にするとなんだろう…。これからは追われる立場というか、レースで目標にはされると思います。今回の勝利がフロックにならないように、頑張っていきたいですね。【奥岡幹浩】

