プロ野球番記者コラム

夢追う少年を「救いたい」和田毅に野球界貢献の思い

<とっておきメモ>

<オリックス0-7ソフトバンク>◇15日◇京セラドーム大阪

ファンの声援にこたえる和田(撮影・渦原淳)
ファンの声援にこたえる和田(撮影・渦原淳)

ソフトバンク和田毅投手(39)がベテランの投球術で2勝目を挙げた。疲労を考慮され中10日で臨んだ先発で、6回までわずか1安打88球で無失点。最速141キロながら、直球と変化球を低めに集めた。

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和田にとって3年越しに実現したプロジェクトが進行している。新品野球用具プロジェクト「DREAM BRIDGE」。野球を続けたくても、経済的な理由などから断念しないといけない野球少年を救うことが目的で、和田とアドバイザリー契約を結んでいるアディダスが協力している。

和田は「18年オフから話を進めていたことがやっとスタートした。野球を続けるにはお金がかかる。特に道具を買うことは経済的負担が大きい。そんな子供たちを救いたいという思いです」と明かす。

対象は小学6年生か中学3年生のひとり親家庭の球児(男女問わず)。野球への思いをつづる作文を送ってもらい、その中から道具を提供する選手を決める。「上のステージに上がるときに断念することが多いと聞く。野球を続ける、プロ野球選手になりたいという夢を諦めてほしくない」。野球界全体のために貢献したい和田の気持ちも強い。

「昔は何もしなくても野球をする子どもが多かったけど、今はいろんなスポーツから野球を選んでもらわないといけない立場だと思っている」。野球人口の減少の現状を変えたい思いもある。「親に買ってもらった道具はいまだに大事にしている」。昔の自分がそうだったように、夢を追いかける全国の野球少年に向けて、マウンドで投げる姿を見せ続ける。【ソフトバンク担当=浦田由紀夫】

オリックス対ソフトバンク 幕切れで笑顔を見せ柳田を迎える和田(中央)(撮影・渦原淳)
オリックス対ソフトバンク 幕切れで笑顔を見せ柳田を迎える和田(中央)(撮影・渦原淳)

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