<ソフトバンク6-4日本ハム>◇28日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンクが2戦連続の逆転勝ちで、3年ぶりの開幕連勝を飾った。2点を追う5回に一気攻撃で大量5得点。8回には主砲山川が2戦連発のダメ押し2号ソロを左中間テラス席に運び試合を決めた。
昨シーズンの開幕3連敗から考えれば、宿敵日本ハム相手に連勝の好発進。最高の開幕スタートを決めたともいえるが、不安要素も見え隠れするこの2戦だったようにも思う。
開幕戦先発の上沢が5回90球で降板、2戦目先発の松本晴も6回91球でマウンドを下りた。うれしい白星を手にした左腕だが、ソロ本塁打2発を献上してビハインドの展開。5回まで毎回走者を背負う苦しい投球内容でもあった。5回は1死満塁の窮地で、三塁栗原が三塁線への万波の打球を好捕。併殺打に仕留めてピンチを切り抜けたもののゲーム展開は完全に日本ハムの流れだった。
日本ハムは開幕ゲームから3度あった満塁機であと1本が出なかった。欲求不満がたまるような攻撃で、勝利をたぐり寄せることはできなかったが、威圧的な打線イメージが残ったのも確かだ。連投となった守護神杉山が9回に1死から4連打を許して2失点したのも、何とも気になるところだ。
開幕直前になっても起用法の合意が得られず、助っ人オスナが開幕メンバーから外れた。クローザー専従でなくてもブルペン陣の「厚み」という点では欠かせなかった右腕だけに、この欠員は大きい。4年目右腕の木村光が2戦連続で3者凡退に抑え好セットアップをみせたのは今後のブルペン運用に光明となったものの、中継ぎ陣の手薄感は否めない。「逆転勝利」の響きはいいが、ブルペン陣の負担増となるゲーム運びであることは間違いない。本来の形である「先行逃げ切り」の必勝パターン確立のためには、先発陣のさらなる奮起を求めたいところだ。




