日本ハムの快足コンビが大谷の開幕3連勝を強力にアシストした。ソフトバンク戦で、7回2死から8番岡大海外野手(23)が四球で出塁。二盗も決め、9番中島卓也内野手(22)が決勝の左前適時打を放った。チームの四球数は54個でリーグトップ。盗塁数は14個で同2位。粘り強さと走力を生かした攻撃力で、開幕13試合目でリーグ最速の10勝目に到達した。
粘りと足で泥臭く、勝った。7回2死。岡が突破口を開いた。攻略に苦しんだスタンリッジから四球。「走ってもいいよという指示だったので、思い切っていきました」。中島への初球に二盗に成功。中島も流れに乗った。マウンドには2番手森福。昨季3打数無安打と苦手の左腕に1ボールからのファーストストライクを捉えた。「(大谷)翔平がいい投球をしていた。何とかしたかった」。左前適時打で均衡を破った。
首位快走の要因は、数字に表れる。チームの四球数は13試合で54個で、1試合平均4・2個のハイペース。盗塁数も楽天に次いでリーグ2位の14個。昨季の日本一チームにも、勝負どころで今季の強みが生きた。
開幕ダッシュを支える攻撃スタイルで、連敗を阻止した。試合前、栗山監督は昔を懐かしむように言った。「高校生の時は、こういうところでやっていた。今日の球場(熊本)なんて、いいなぁという感じでしょ」。地方球場で高校野球のように1点をもぎ取って勝った。これでペナントレースは対戦のひと回りが終了。指揮官は「必死のパッチで食らいついていくだけだよ」。覇権奪回へ、進むべき道が正しいと証明するような10勝目となった。【木下大輔】



