涼しいドヤ顔を「カープ女子」の前で、決め込んだ。日本ハム中田翔内野手(26)が、渋い働きを連発して本塁打と打点で再びリーグ2冠に立った。1回に2点ビハインドで、無得点だった重い序盤。2回の第1打席で左中間二塁打を放ったが、4回無死一、三塁で、いぶし銀だった。軽打して二ゴロ。まずは1点を返した。
真骨頂は6回1死三塁。112キロのカーブに合わせ、貴重な追加点の左前適時打。53打点目で、追走していた大阪桐蔭の先輩の西武中村を逆転した。4、6回ともに一挙3点を奪ったが、2打点はともに、その起点になった。ヒーローの座は、かわいがる後輩の岡に譲ったが、憎い4番の仕事。「しっかり点が取れた。集中力を切らさずにやりたいね」と、サラリだ。
広島先発の野村攻略の先頭に立ち、今季2度目の同一カード3連勝へ導いた。同い年の右腕を相手に、勝負どころで貫禄を見せつけた。「(野村に)変な意識はないよ。ただ、一緒に戦えて良かったね」と、勝者の弁にも風格が漂ってきた。今日5日から甲子園へ乗り込み、阪神3連戦。パ首位を走るチームの看板を背負い、思い入れある聖地へ臨む。【高山通史】



